2020.03.18
日本・タイ読者向け

ごみを減らす生活

なぜ今タイではプラスチックごみの課題が注目を集めているか知っていますか?

そこにはタイの絶滅危惧種であるジュゴン(名:マリアム)が海に漂流したプラスチックゴミを飲み込み亡くなったというニュースが大きく関わっています。そのジュゴンは母親に捨てられ、タイ全国で寄付の呼びかけやボランティアがミルクを
飲ませて育てるなど注目を集めていただけに、タイ中に衝撃を与えました。プラスチックゴミの誤飲はジュゴンだけでなく、クジラや国立公園の野生鹿にも広がり、環境への対策が検討されてきました。

環境への対策に賛同する人々の中には買い物する時にマイバックを持参したり、飲み物を購入する時には、マイカップやマイストローを持参するなど、徐々に広がりを見せてきました。今では屋台やフードコートでも持ち帰る時にはマイ弁当箱を用意している消費者もいます。

さらに、普段の生活でも使い捨てプラスチックごみを減らすため、自分の容器を持ち込んで量り売りを行う「リフィルセンター」もオープンしました。ごみを減らすため、あなたも何か挑戦してみませんか?

Tokyo SME Support Center Thailand Branch Office シリン