2020.05.25
日本読者向け

新型コロナウィルス禍で多忙な企業(2 / 2)

新型コロナウィルス禍の中で多忙な企業がみられます。通信インフラ関連の各種企業(対面決済端末、サーバー構造材、配線材、等)です。5G対応需要に加えSocial Distance / Stay Homeやテレワークによる需要増のようです。他にはウィルス対策用消耗品関連は勿論のこと、巣篭もり需要の増大による食品スーパーやデリバリー業者、通販、等の多忙はご承知の通りです。このような企業は多忙が続き大変お疲れのことと思います。

一方、他の企業は自社の責でなく外部環境によって経営が悪化する「不運」な企業ですが、その中には自社の強み伝いで多忙になる業界に参入して活路を見いだそうと奮闘されている企業もみられます。例えば、自社インフラを活用して異業種の衛生用品や室内趣味(プラモデル、家庭菜園、等)用品の代替生産、自動販売機メーカーが飲料に代わる需要急増の消耗品への展開、等です。

今の「非日常」が当面、常態化すると見込んで「非日常」による新たなニーズ獲得にチャレンジされている企業の方々の真摯なご努力に対し尊敬の念を抱き、エールを贈りたい思いです。

東京都中小企業振興公社タイ事務所マッチングアドバイザー五井正治