生菌ではない、殺菌乳酸菌（死菌体）とは？（１/２）

最近、タイの食品メーカーは健康・美容に効果のある商品開発にとても関心が強い。そこで公社が実施している「食ビジネスマッチング支援」の一環で、タイの企業に株式会社ブロマ研究所をご紹介した。同社の持つ乳酸菌に関心を示したことがきっかけである。マッチングの場で説明された殺菌乳酸菌の効果がタイ人の私にとって大変興味深かったので、ご紹介したい。

ストレスや食べ物、周りの影響によって人間の腸内環境が崩れることがあり、同時に体の調子が悪くなることがある。これらの腸内環境のバランスを整える食品として、乳酸菌を摂取することが効果的であると言われている。乳酸菌も種類があり、生きたままの「生菌」と、加熱処理、殺菌処理された「殺菌乳酸菌（死菌体）」がある。

生菌と殺菌乳酸菌は働き方が異なるが、腸内善玉菌を助けるという意味では同じような効果があり、整腸・腸内フローラの改善、便秘、抗炎症・抗アレルギー・抗腫瘍、花粉症・アトピー・インフルエンザなど免疫力を高める
という健康効果が期待できる。