2020.11.20
タイ読者向け
冷凍技術「プロトン凍結」とは?
近年、バンコクにおいて高齢化や一人暮らしをする人が増え、食の習慣もチルド食品や冷凍食品などが利用される傾向がある。しかし、この国では美味しさを残したまま解凍することにはまだまだ課題がある。例えば解凍時に、旨みが失われ、食品本来の味が失われることである。そんな中私は、日本の冷凍技術であり、それらの課題を解決できる「プロトン凍結」を発見したので以下紹介したい。
「プロトン凍結」とは磁力と電磁波を加えることによって、水の分子を整え、細胞が壊れないように調整する。期待できる効果は食品・食材のうま味成分が多く含まれるドリップ流出や離水が減少できる。また、食感の低下や風味が無くなることを防止し、食品・食材の見た目も味も作りたてと同じ品質であり、鮮度が良く、香りも残る。お弁当、寿司、刺身、ステーキ、ピサなどの解凍時に使用されるケースも多い。
タイでは当技術が利用されている実績はあるが、まだまだ浸透していないので、タイ市場での拡大がこれから期待されるであろう。
Tokyo SME Support Center Thailand Branch Office チョムプーヌッ(イン)